2010年9月17日

Kちゃんとアッシュペンダント

先日、4歳になるKちゃんという女の子とお友達になりました。

初対面ながら話が弾んでとても仲良くなりました。

Kちゃんのお母さんたちも交えてお茶を飲みながら対面で座っていると、Kちゃんが私の胸元を見て、
「それ、骨がはいっているの?」と。

くららの遺骨を納めたアッシュペンダントですが、それと聞かれたのはKちゃんが初めてです。


Kちゃんは妹さんを拡張型心筋症で亡くす経験をしていて、「死ぬ」ということを理解していて、遺骨を入れるペンダントの存在なども知っていたのでした。


純粋な強さで妹さんが亡くなった後のお母さんを支えている、とても印象深い女の子でした。
お友達になれて嬉しかったです。



そしてアッシュペンダント。

くららが旅立ってから、日々、くららの遺骨を納めた壺から離れることができませんでした。
復職前面談や遺伝カウンセリングなどどうしても外出しなければならないときは骨壷を鞄に入れて持ち歩いていました。

くららと離れるのが嫌だったこともありますが、地震や災害は滅多に起こらないのに、家に置いて出かけて何かあったら、と思うと、おいてはいけませんでした。


でも復職の話が出てきて、気持ちも少しずつ変化が出てきて、会社に骨壷をもっていくわけにはいかないんじゃないか、電車のラッシュで壺が割れたりしてもいけない、と思うようになりました。


そしてアッシュペンダントを買い求め、パパと一緒にくららの遺骨の一部をペンダントに入れました。


このペンダントは、お風呂に入る時以外ずっと付けています。

通勤中や仕事中、眠るとき、どんな時でもくららと一緒にいます。

このペンダントを触ってくららに話しかけたりもします。

いつも一緒だよね、くらら。



ちなみに、パパは?と聞いたら、パパはうさこのレプリカがアッシュペンダント代わり、とのことで、毎日スーツのポケットにうさこをいれて出勤しています。鈴の音を鳴らしながら歩くスーツ姿の会社員を見かけたら、それはうちのパパです。

1 件のコメント:

  1. Kちゃん、そうですか・・・。
    Kちゃん、本当にお姉さんですよね。
    彼女の感性が、本当に眩しく感じます。
    私は彼女の言動を見ていると、本当に彼女の中に亡くなられた妹さんが生きているのを感じるんですね。
    くららちゃんのお兄ちゃんもそうですし、いつも兄弟(姉妹)っていいな~素敵だな~って、子どもたちに教わっている日々です。

    わが家のパパはアッシュペンダント派ですが、私はくららちゃんパパ派です。

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