2010年8月16日

映画 「うまれる」完成です

今日は仕事をお休みして、映画「うまれる」のイベントに行ってきました。

4月にも書いた映画「うまれる」
あの頃は、映像で流れる赤ちゃんを目にしただけで、すべてがくららと重なり、悲しみが溢れてきましたが
今回は、くららとの楽しかった思い出、くららを授かって、産んで本当に良かった、と思いながら参加できました。



今回は、
ナレーションを担当されるつるの剛士さん、
バースコーディネータの大葉ナナコさん
「オニババ化するおんなたち」などの著書で有名な津田塾大教授の三砂ちづる先生、
監督の豪田トモさん
のパネルディスカッション、挿入歌・エンディング曲のミニコンサート、
映画の10分間のダイジェストと盛りだくさんでした。



つるのさん、今まであまり「お父さん」のイメージが無かったのですが、
4人のお子さんがいらして、子供が5人が目標です!と声高に、素直な笑顔でお話しされる姿、
夫婦円満の秘訣を聞かれて、「僕は奥さんが好きで好きでしょうがないんです」と、屈託なく、邪気なく、本心からと伝わるトーンで話される姿、父として、夫としてとても魅力的で素敵な方でした。

アトムもこんな男性に育ってほしい、と思いました。


映画に出演する18トリソミーのとらちゃんも、会場で元気な姿を見せてくれました。


虐待には「世代連鎖」という言葉があり、親に虐待されて育った子が親になった時、わが子に虐待をしてしまう事象をいいます。
でもすべての人が連鎖を繰り返すわけではありません。
三砂先生がおっしゃっていたように、
「自分が嫌だったことは自分では繰り返さない、自分が子供のころに理想に描いていた親子関係・家族を、自分で作る、いつまでも親のせいにしても何も変わらない、自分の人生は自分で作る」
その言葉に強く共感しました。


大葉さんは、年齢だけで産むことをあきらめないで、と。
今40歳~45歳に出産する方は初産も含めて日本では3万人いるそうです。45歳以上でも年間600人!
子供を産むことは未来を創る、担っていく人材を生み出す社会の中での大切な役割。
ビジネスで利益を上げることとは比較にならないくらい、重要な役割です、と。



Happyなお話ばかりではありません。
産後うつについても話題に取り上げ、映画の中には流産、死産、不妊治療の末産めない、産まない結論も出てきます。

生まれてきたこと・自分が生きていることが当たり前だと思っていたことが、生まれるってこんなにすごいことなんだ、自分は奇跡の存在なんだ、とても大切な命なんだ、そう思える、
たくさんの大人たちにも、そしてたくさんの子供達ににも観てほしい映画です。


くらら、パパとママを選んでくれて有難う。


映画「うまれる」は今秋公開です。

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