2010年8月15日

美香子ちゃん ありがとう。

美香子ちゃんのご両親にお手紙を書こうと思ったのですが、どんなことばもご両親の悲しみを
癒す言葉にはならないように思えて、言葉が見つからず、筆を止めてしまいました。


今は、ひととき、ひとときが思い出とともに涙であふれて、そして
なぜ今会えないのだろう、なぜ抱っこできないのだろう、
昨日に戻りたい、心臓が動き息を吸っていたあの日に戻りたい、なぜ戻れないの?
今は夢で本当は現実にはわが子は生きているのでは、
そもそも病気自体が夢だったのでは、と、
悔しさ、寂しさ、愛おしさ、色々な想いが次から次へと溢れているのではないかと思います。



美香子ちゃんのお母さんの8月13日付のブログを読みました。
http://yaplog.jp/sf97/archive/578


旅立った後の最後のベッドバス、感染を防ぐためにずっと我慢していたわが子の唇へのキス、
くららが旅立った日のことと重なります。



病院で、死亡宣告を受けた後の最後のベッドバス、
美香子ちゃんのお母さんも書かれているように、チューブ類を付けていない状態でいれてあげるお風呂は、本当に穏やかで気持ちよく眠っているようにも思えて、でもどんなにお湯が温かくても体が冷たいままであることで、旅立ってしまった現実を肌で感じてしまう時間でもあります。



一度でいいから唇にキスしたかったけれど、何か感染でもしたら思うと存命中できず、旅立って初めてやっとすることができます。





美香子ちゃん、私も娘も、美香子ちゃんにどれだけ元気をもらったかわかりません。
本当に本当に有難う。
ずっとずっと忘れません。

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