2010年7月26日

NICUとGCU

ロハスメディカルの7月21日付けのニュースに「NICUの長期入院化」のニュースが載っていました。

http://lohasmedical.jp/news/2010/07/21090528.php?page=1

1年以上NICUに入院する子どもが増える一方で、その受け入れ先である重症心身障害児福祉施設やGCU(Growing Care Unit-継続保育治療室)、PICU(Pediatric Intensive Care Unit-小児集中治療室)は減床傾向にあるそうです。

NICUは保育器に入り、酸素・呼吸など細やかな管理が必要になりますが、ある程度状態が落ち着いて保育器無しでも大丈夫になった赤ちゃんが移されるのが通常GCUになります。


日本の新生児救命率は世界一、でもその後方施設は常に不足しているという現実、在宅医療に移れるほどに回復することは喜ばしいことなのに、在宅医療の負担が全て両親にのしかかり公的な支援がまだまだ整っていないこと、以前読んだ「救児の人々」にも、社会の中で病児の親の孤独が切々と描かれていました。


社会全体で子供を育てていくこと、そのために必要なこと、1つの切り口だけでなく、Life Cycleを通して小児医療を考えて整備していくことの重要性を改めて感じました。

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