2010年5月2日

久しぶりに病院へ

先日、久しぶりにくららのお世話になった心臓病の専門病院に行ってきました。

くららのお友達Hくん(http://urandemain.blogspot.com/2010/03/2_27.html)がグレン手術を終えたとのことで、そのお見舞いです。


受付で面会の手続きをしていたところ、苗字をみて受付の方が「くららちゃんのお母さんですね」と言いました。

くららがお世話になった期間は長いほうではなく、そしてまた最後にくららが訪れた1月28日から3ヶ月経過しているのに、くららを覚えてくださっている、思いがけない場面でくららの気配の残る場面に逢えて、なんだか嬉しかったです。


病棟に上がるエレベーターではやはりドキドキして、色々と悲しいことも考えてしまいましたが、いざ病棟の前に着くと、やっぱり感じるのは「懐かしさ」です。

くららもMちゃんも、皆旅立ったんじゃなくてこの病棟の中にいる、そう錯覚するような不思議な空気が病棟のフロアには溢れています。

そして何より、ドクターも看護師さんも事務の方も、誰もがくららを知っている、ここでは私は一個人ではなく「くららのお母さん」として存在し扱われ、それはイコールくららが生き続けているようなそんな感覚になります。



原則として病棟には両親と祖父母しか入れませんので、病棟の外でHくんのママに会い、デジカメでHくんと対面しました。

8ヶ月の赤ちゃんらしく、たくましく成長したHくん、グレンを終えて体重も更に順調に増えることと思います。最終手術のフォンタン、私が待ち遠しくなってしまいました!

(グレン手術・フォンタン手術については、「くららの病気」に簡単に説明を書いています。
http://urandemain.blogspot.com/2010/04/blog-post_3173.html)


グレンもフォンタンも肺の成長が鍵となり、適応する状態に肺が成長しないと手術を受けることが出来ません。肺静脈や肺動脈の疾患を合併しやすい無脾の子がグレン・フォンタンに進むのは決して楽な道ではありません。在宅酸素等で成長を補いながら、1歳過ぎてから手術を受けたりするケースも多々あるなかで、在宅酸素なしで、生後8ヶ月でグレンに進んだのは本当に凄いことです。

Hくん、おりこうさん!



Hくんとくららは誕生日も12日違いなので、Hくんの成長にそのままくららが重なります。
天国で今頃、Hくんくらいの身長・体重になり、離乳食もモリモリ食べていることと思います。


Hくんは遠方から来ているのですが、また検査や次のフォンタンなどでこちらの病院に来るときには、是非成長ぶりを見せてね、とママにお願いしました。

病室で、時々あちこちの方向を見てHくんがニヤっ、と笑うんだそうです。
多分、くららやMちゃんが降りてきて会話してるんです、とおっしゃってくださいました。
そして、くららやMちゃんの分まで頑張ります、と。

フォンタン手術まで進めれば、サチュレーション(SPO2/血中酸素濃度)も99前後になり、チアノーゼも消え、普通の赤ちゃんと変わらなくなります。フォンタンまでもすぐだよ、Hくん!!
おばちゃん ついてるよ!(何も出来ないけれど気持ちだけはいっぱい)

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