2010年4月29日

アトムにとってのくらら

保育園の行き帰りの道で、家族で出かけた海で、家の中で、私やパパと過ごすあらゆる場面で、アトムは大きな声でくららにも話しかけます。

新しい発見があったとき、嬉しいことがあったとき。

例えば、自分の好きな車種の自動車が通ったとき、一人で何か出来ることが増えたとき、
「くららちゃーん 今オンペンカー(オープンカーのこと)が通ったよ!」
「くららちゃーん アトム君 一人でパジャマのボタンできたよ!」という感じです。

最初の頃、自分の語りかけにくららが答えてこないのが不思議だったようで、段々と、私がくららの声真似をして、
「アトム君、くららもオンペン見たい!」
「アトム君、凄いね!」
という風に応えるようになり今に至っています。


でも最近、保育園の教室など私や主人以外の人がいるときは、私たちの耳元で小さく
「くららちゃん、xxみつけたよ」と言うことに気が付きました。

無意識の中で、人前では大声でくららに話しかけないようにしているアトム。
くららを「家族の一員」と理解し、思ってくれている気持ちへの愛おしさがある反面、無意識にアトムが使い分けている「気遣い」のようなものが心配になってきました。



くららの在宅看護が始まってから、パパの帰宅が遅いときは、アトムは一人で寝せていました。
もう、お兄ちゃんだから大丈夫だね、と。でも、まだ2歳、きっと寝るまで付いていてほしかったかもしれません。

アトムにもくららにも色々な苦労をさせてしまいました。



くららの月命日、くららにお花やお菓子を頂きました。



お花のリボンには可愛いピンクのハートのシール。


お菓子もピンク色、くららのほっぺみたいにプルプルしていました。

忙しい日常の中で、わずか5ヶ月の人生だったくららのことを覚えていて、思い出してくれる、本当に有難いことだと思います。

言葉がないくらい、有難いことだと思っています。

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