2009年12月8日

病児のために・・明日への一歩

先日、ヘモグロビンの値を少しでもあげるために輸血を行ったため、BCGが期間内(生後6ヶ月)に接種できなくなることを書きました。
そしてまた、そのような医学的理由でBCG等公費の予防接種を受けられなかったケースには自治体ごとに救済制度があり、一定期間の猶予を得られる(BCGの場合生後1歳までに延長)と主治医の先生から伺ったことも書きました。

住んでいる区の保健福祉センタに、上述の内容で4ヶ月先(生後7ヶ月)にならないと接種できないので救済制度の適用を申請したい旨相談した結果・・・・

「市の救済制度は、地震等災害によって接種できない場合のみです。治療など医学的理由では適用できません」

・・・・・・・?!

サボったり忘れたりして受けないわけではないんですよ、治療でやむを得ず、ですよ?

と言いましたが現行では適用できません、の一点張り。

ちなみに船橋市等他の自治体では具体的要件を記載した上で医学的理由で接種できないケースを救済してくれています。(http://www.city.funabashi.chiba.jp/kenkozoshin/chusha/6-12bcg.htm)

このまま引き下がるわけには行かないので以下のやり取りをしました。

1)非常にこどもの多い市なので、今後も同じようなケースは出てくる可能性はあるのでは。
この機会に医学的理由に対する適用を検討開始して欲しい。
娘が接種できるようになるまでには少なくとも4ヶ月あるので、来年4月までに検討時間は十分あるはず。
→上司と相談します、進捗は年内に一度連絡します、とのこと。

2)他の自治体では医学的理由は救済適用となっている。なぜこの市は適用となっていないのか理由が知りたい。→前例が無いため、とのこと。
>市長さんにも是非フィードバックしたい旨伝えたところ、市のホームページに「市長への手紙」というコーナーがあるのでそこからメールして下さい、とのこと。

主治医の先生によれば、ウランは2010年を迎えるのも難しい状況だそうなので、今更予防接種しなくても、と思われるかもしれない。でも、今ウランは毎日必死に生きていて、この生きている日々の中で、世界中のどこかで新たな治療法や手術方法、移植事例が見つかることだってあるはず。だから、明日に繋がることは何だってやっておこうと思う。


こうして予防接種1つとっても、病児とその家族には本当に努力が必要な世の中だと思う。
健常なケースを前例にすべての制度が整備されているのは当然のことだと思うけれど、1つひとつあきらめずに道を切り開いていくことが、ウランだけでなく、世の中の病児の幸せに繋がっていってくれることを信じて
ママは頑張ります。
(保健所からはうるさい母親と思われているに違いないが(^^ゞ)

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