2009年12月3日

小児病棟での孤独

生後すぐの手術の後1ヶ月を小児病棟で過ごした。
そのときは、小児病棟はとても安心出来る場所だった。

出産した産婦人科でもそうだが、健康な赤ちゃんを目にすると、ウランが本当に可愛そうだったし、私の何がいけなかったのだろう、と都度自分を責めてしまっていた。

でもこの病棟に来ると、100%心臓病の子ばかり。心臓疾患は100人に一人の割合で生まれてくるというが、こんなに世の中心臓病の子が多いとは、と最初は戸惑いもしたが、それ以上にホッとするのだった。
無脾症だって、1万人に一人といわれるが、病棟では2人同じ無脾のお友達が出来た。

それなのに、、この病棟にいても、、今は孤独を感じる。
なぜなら、ウラン以外の子はみんな手術後の回復や次の手術に向けての検査で入院していて、元気になって退院していくから。
病棟の中の遊び場でも笑い声が絶えないし、ウランと同じぐらいの月齢の子を抱っこして、良くなってきたね、と話しかけているドクターを見ただけで、なんだか悲しくなるし、本当にうらやましい。みんなには未来があるもんね。

気のせいかもしれないけれど、最初の入院のときよりも、先生方が1日にウランを見に来る回数も減ったように思う。来ても、聴診器をあてず、顔色だけみてく先生もいる。もはや治療出来る患者ではないからだろうか。

病院にいるとただでさえnegativeになってしまうので、週末の退院が待ち遠しい。
早くお家に帰ろうね、ウラン。

0 件のコメント:

コメントを投稿