2011年5月1日

ゼロの会と映画「うまれる」

昨日は、横浜にて医療費の窓口負担ゼロの会主催のイベントで映画「うまれる」の無料上映会があり行ってきました。


ゼロの会では、医療費の窓口負担は欧州では原則ないことや、日本でも1984年まで健保本人はゼロ割負担であった実績から、窓口での医療費負担ゼロを訴えています。今の日本では、乳児(多くの自治体で1歳未満は無料としています)を除いては、年金で生活する高齢者も収入によっては3割負担になり健保本人の3割負担も高すぎるのではないか等考えなければならないテーマだと思う一方で、財源はもちろん、欧州との死生観の違いによる終末期医療への考え方、小児科を始めとする医師不足等時間をかけて議論を重ねる必要のある内容だと感じました。



映画「うまれる」は12月に一人で観ていましたが、今回は家族そろって観に行きました。2時間ほどの上映時間、アトムはどうかなぁ、とちょっと心配でしたが途中抱っこで20分ほど眠ったものの、終了まで席を立つことも無く一緒に観ることができました。チビ太は開始と共にお昼寝してパパに抱っこで。



誕生死の赤ちゃんのお話部分では、どうしてもくららのことを思って涙がでましたが、アトムが、お昼に食べた鶏そぼろのおにぎりの匂いのする手で涙を拭いてくれました。


「ママどうして泣いてるの?」
と心配そうな小さな声で聞かれ、ごめんね、くららちゃんに会いたくなっちゃって、と答えました。

ママったら、くららちゃん天国にいるでしょう?と小さな声で耳元で。



映画を観ながら今更ながらに思ったことがありました。


くららは4カ月と28日の人生だったと思っていたけれど、実際にはお腹の中にいた頃から人生が始まっていました。8月31日に生まれたけれど、その前の年の10月頃から。
当たり前のことなのになんだかすっかり抜けていました。

8月に産まれて1月に旅立ったから春は経験させてあげられなかった、と思っていたけれど、私のお腹の中で桜も見て春を感じていたんだよね。

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