2011年4月13日

小児の心臓を思う日

今日4月13日、日本で初めて小児の心臓移植手術が行われました。


レシピエントとなった小児は、昨年8月に移植登録し登録から237日目で臓器提供を受けることになったそうです。


執刀された阪大の澤先生は以下のようにコメントを出されています。
「手術がスムーズに進み、命のリレーをつなぐことができた。小児心臓移植の道を大きく進めることができる」

小児心臓移植の道が大きく進み始めた日。

大人であっても子どもであっても、自分自身も自分の子どもも、「脳死」にならずに済むこと、脳死を防げることが出来れば、と思います。でも脳死になってしまったら、命のリレーをつなぎたいと思います。


夜、何気なくテレビをつけたら「子どもの心臓病」という番組に、偶然くららの手術を執刀してくださった先生が解説として出演されていてびっくり。

淡々と感情を抑えて病気や治療の説明をされる先生の姿、お変わりないご様子でした。

司会の男性が「心臓の病気と聞くと大変深刻に思ってしまいますが、手術をすれば元気になることもできるんでしょうか」という質問に、先生がニコッと優しく穏やかな表情を見せ「ほとんどのお子さんは元気になるんですよ。だから早期発見、早期対応が必要です」と。

先生あんな風にニコッとされるんだ、とこれまたびっくりでした。


そして今ブログを書いていて、ドイツで移植待機中の田中 美紗都ちゃん、もうすぐ渡航して一年になります。同行しているお父さんも美紗都ちゃんも、待機期間が長いことによる色々な御苦労、不安、病状悪化のリスクなどがあると思います。



小児の心臓病や心臓移植について思う一日でした。

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