2011年4月12日

グリーフケア 

今日も余震がありました。東北の方々は大きな余震が続いていて本当に大変だと思います。

3月11日から1カ月。

大切な人を亡くされた方々のお気持ちを感じ、黙とうをささげました。


先日、「北の国から」の演出をされた杉田成道さんの著書を読みました。杉田さんは奥様がガンで若くして亡くなられましたが、お葬式の1週間後から仕事をしなければならなかったそうです。

そのことを振り返って
「これ(奥様が亡くなられてからすぐに仕事を再開したこと)が実は助かった。
死は死を看取る時よりも、失った後の欠落感に耐えることのほうがずっとつらい。
~中略~
ひたすら仕事をすることで忘れようとした。いや、それしか逃れるすべはなかった」

と書かれていました。

大切な人が亡くなってから始まる、終わりのない喪失感や欠落感。

あの時ああしていれば、とか自分のせいなんだ、と自責の念や後悔も溢れてきたり。

涙が止まらない日があったり。


自分は生きていないほうがいいんじゃないか、私が代わりに死ぬことができれば、、という思い。

一年たった今でも、自責の念は消えないし、たぶんこれは一生続くんだと思います。

それでも今も生きていきます。明日死ぬかもしれないけれど、寿命の限り自分を責めながらも生きていきます。

生きていこうと思えたことには息子の存在もありますが、グリーフカウンセリング等専門医療の支えも大きかったように思います。

大切な人を失った被災地の方々へ心のケアもされていますように。

著名人や政治家の方々が被災地へ訪れていますが、食事や金銭だけでは支えられない、心のケアもしていただけているように、切に切に願います。


それと同時に、ボランティアで被災地を訪れることはできないけれど、募金以外にも、被災地の方々へのケアや復興に向けて、在宅しながらでも具体的に何かできることがないか考えています。

仕事をすることで税金を払ったり日本経済を立て直す小さな小さな歯車の一つになり、それが、間接的な支援にはなるかもしれないけれど、それ以外にも被災地の方に向けて直接できることがあれば是非したいと思っています。


くらら、ママが今できることって何だろう。一緒に考えようね。


去年の今日は、くららの出生時の身長・体重ベアのくまらが届いた日。
一年たっても、悲しみが癒えることはありません。この悲しみといかにうまく付き合っていけるか、を自分なりに模索しています。

被災地の方々は、今はまだ大切な人を失った事実とどうやって向き合うか、そこまで行きつけていないかもしれません。

大丈夫。

それぞれのペースで。


悲しみ、涙、思うままに。

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