2010年6月28日

5回目の月命日

ついに、くららの生きた時間、4か月と28日を、旅立ってからの時間が追い越してしまいました。


約5カ月、人生の長さにしては本当に短いけれど、私たち家族の中に生きるくららの存在の大きさを思うと、人生は長さではないと本当に思います。



いつ、どんなときでも、一人じゃなくて語りかけたり話を聞いてくれる相手がいることは、人をとても強くしてくれると思います。


でもこのごろ少し反省する面もあって、つい生き急いでしまう、というか、毎日毎日が人生最後かもしれない、くららがあれだけ必死に生きたんだから、私も精一杯生きなきゃ、という思いが強く出て空回りしてしまうことが何度かありました。

仕事でも家の中のことでも、結果を早く求めてしまいがちになったり、とりあえず優先順位を下げておきましょう、というような、「とりあえず」的なことが納得いかなかったりすることがあったり。



周囲の人はこれまでと変わらないペースで過ごしているのに、自分と同じ感覚を求めてはいけないのに。私だって今はそうだけど、悲しいかな人間なので時間の流れとともに、また元々の生きるペースに戻りそうな気もするのに。

無意味に必死に空回りして生きることをくららは望んではないはず。
地に足をつけて、毎日を大切に生きる、人生をくららと一緒に楽しんで生きる、そういうシンプルなことが大事なことなはず。

この空回りが一過性のもので終わりますように。




今日は久しぶりに少し残業をして、人もまばらな道を自宅に向かって歩いていて、ふと去年の今頃を思い出しました。


「去年の今頃」を、ここしばらくは敢えて考えないように意識していたのですが、何故だか自然に去年の今頃、同じ道を歩いていた光景が浮かんできました。

お腹の中でとても元気によく動いていたくらら。
毎晩遅くなってしまい、ちょっと無理しすぎていたけれど、お腹が張ったり、早産の傾向もなく、
とてもおりこうさんにお腹の中で過ごしてくれていたくらら。


あの頃に戻りたいなぁ、、一瞬そう思いました。


これまでも、くららがお腹の中にいた頃に戻りたい、と思ったことは何度もあります。

その都度、くららがこの世に生まれてきて、くららの人生をかけて教えてくれたこと、笑顔や話し声、遊んでいる姿など沢山の思い出がリセットされてしまうのも悲しすぎるから、やっぱり戻らなくていいのかもしれない、そう自分に言い聞かせてきました。



穏やかな春のお天気やちょっと蒸し暑い梅雨時を一度も経験することなく、秋と冬だけを過ごして旅立ったくらら。

くらら、
春と夏を経験させてあげられなかったこと、ごめんね。
今は一年中穏やかなお天気の中で過ごしていると思うと、安心します。




先日のアトムの誕生日に、母が「くららにもプレゼントね」といって、ノースリーブの80cmのワンピースをくれました。

この袖から、赤ちゃん特有の白くてムチムチした腕を出したくららを想像して、可愛らしく、切なく、
会いたくなって泣けてきました。

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