2011年3月29日

フィンランドのミルク

在フィンランドの日本人の方々から長期常温保存可能な調乳済ミルクを被災地に送られるというニュース。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110329/edc11032915530001-n2.htm

ガスや電気が復旧していない地域では調乳用のお湯を入手するのも困難と聞きます。
加えて水道水汚染のニュース。
このフィンランドからの救援物資すぱらしい!

日本でも販売出来ないのかな。

2011年3月27日

いのちのつながり~そうちゃんが残してくれたもの

3月27日日曜日21時からテレビ神奈川で、そうちゃんの番組が放送されます!
タイトルは「いのちのつながり ~そうちゃんが残してくれたもの

くららの在宅ケアのころから旅立った後もそうちゃんとそうちゃんママのなみさんにどれほど支えられたかわかりません。

そうちゃん、
私はそうちゃんのいくつかの表情をそうちゃんミニパウンドやそうちゃんママのブログで見てきたけれど、まだそうちゃんの声を聞いたことがないの。この番組でそうちゃんの声聞けるのかな?そうちゃんとパパ、ママの思いは30分の番組では伝えきれないものがたくさんあると思うけれど、それでも、わずかでもそうちゃんやパパ、ママの思いに触れさせていただければと思うよ。





以下番組の紹介をサイトから引用します
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2007年8月。 中澤聡太郎(なかざわそうたろう、愛称そうちゃん)ちゃんが元気な産声と共に生まれました。しかし、生後10ヶ月の検診の際に「拡張型心筋症」と診断されました。
父・啓一郎さんと母・奈美枝さんは募金活動などを行い、心臓移植のために渡米をしましたが、手術直前にそうちゃんは亡くなりました。

心臓移植しか治療法がないとわかってから、そうちゃんが亡くなるまでの歳月、啓一郎さんと奈美枝さんは、いのちについて考え、苦悩しながら我が子を救うために活動してきました。

その後も、臓器移植法改正のシンボル的存在になってしまったとまどいを抱えながら、夫妻は正解のない問いかけを繰り返します。

そうちゃんとの別れから2年、夫妻は新しい家族を授かり、新たな一歩を踏み出そうとしています。大きな悲しみを乗り越え、自分たちの経験とともに「いのち」の大切さを伝えたいと、今年の2月には、相模原市内の中学校で特別授業を行いました。

夫妻の活動と、子供たちに贈った「いのち」へのメッセージをお伝えします。

2011年3月25日

水道水

東京23区の水道水からヨウ素が検出された件で、東大病院放射線治療チーム(team_nakagawa 自己紹介 東大病院で放射線治療を担当するチームです。医師の他、原子力工学、理論物理、医学物理の専門家がスクラムを組んで、今回の原発事故に関して正しい医学的知識を提供していきます。)
の実験の結果、水道水の煮沸をするとヨウ素は濃縮される結果がでたとのことで煮沸をやめるようにつぶやいています。

以下Twitterより抜粋

「今朝、自宅で、5分程、水道水を流してからペットボトルに採水。さらに鍋に水道水を入れて、1分、5分と煮沸。自然にさまして、それぞれ、別のペットボトルに封入。これを研究所に持って行き、Ge半導体検出装置で測定。


その結果、間違いなくI-131が検出されました。ちなみに、I-132は検出されませんでした。蒸発量に依存しますが、煮沸で I-131は濃縮される結果となりました。水道水の煮沸はやめて頂きたいと思います。」

水道水から規定値以上のヨウ素が検出された場合ご注意ください。

2011年3月22日

Next STEP

原発に一番近いNICUに残っている赤ちゃん、そしてその赤ちゃんを守っている医療関係者の方々の安全を心から祈っています。計画停電により在宅酸素や人工呼吸器をつけている病児たちとその家族へも優先的に、公的に命をつなげる対応がとれるように切に願っています。


今晩のNHKのニュースで、おむつやミルク、食糧などの物資は各自治体へ豊富に届きつつあることを知りました。ただ、問題はその先。
物資を受け取った各自治体窓口から各避難所や被災者の方々のところに届いていないことが問題となってきているようです。

被災地への交通網が復旧していないことやガソリン不足に加え、自治体も人不足やプロセスが出来ておらず、また必要なものと送られるもののミスマッチも。

例えばずっと歯磨きできていないので歯ブラシだったり、入浴設備が無いので水なしで洗えるシャンプーだったり、粉ミルクは十分あってもアレルギーの子供向けの粉ミルクが不足していたり。

電気復旧が行われていないエリアでは、被災者の方々からのインプットを物資管理している方々が受け取ることが出来ないこともミスマッチの要因の一つだそうです。



自治体での物資の確保がなされた今、Next STEPとして、被災者の方へ生きるために必要なものが行き渡るプロセス・インフラの整備・それを回していく人員の確保/配置が必要な状況、と思いました。

傍観者ではなく、復旧・復興の輪の中に入っていきたい思いはありますが、一人で生活できないわが子をおいてボランティアを行うのでは本末転倒です。

何ができるだろう。

被災状況や被災者の方々の体調・メンタル面によって、日々刻々と必要な物資が変わっていくと考えれば
やはり今は募金が精いっぱい出来ること。


水道水汚染のため、乳幼児への水道水摂取制限を厚労省が出しました。こんなときに、被災者の方々、原発避難区域の方々のことを思えばリスクの段階なのに、わが子の身を案じてばかりいる自分の身勝手さに自己嫌悪や落ち込みを感じています。

原発避難エリア妊婦さん、乳幼児の一時避難を支援するNPOも。
プロジェクトの村上智美代表(25)は「お母さんが一番守りたいのは赤ちゃん。経済的な事情などで身動きが取れない人に手を差し伸べ、状況が落ち着くまで安全な場所で過ごしてもらいたい」と話している。

2011年3月18日

今できること すべきこと

度々の停電や原発事故への不安はあるけれど、暖がとれて食べるものがあって家族がいる私はどれだけ恵まれていることか。


以前、一晩だけ氷点下で厳寒の青森で暖房設備のない家の中で過ごしたことがあった。
セーターやコートを着込んで、普段飲まないウィスキーをガスコンロで温めて飲んで、それでも家の中で白い息が出て、温めたウィスキーはすぐさま冷たくなり、一晩でもかなり消耗した。

氷点下の寒さの中、連日避難所で過ごす被災地の方々へ今私に何ができるだろうと考える。

くららと共に心臓病の専門病院で過ごした、同じ無脾症の1歳半のHくんは登米市にいて、地震発生から7日目、ようやくママと連絡が取れた。

感染に弱い疾患だから避難所には連れて行くのに躊躇するが、こども病院に行く燃料が無く、とにかく寒い。
今ガソリンの行列に並んでいます、とママが。

物資を届けることはできない私にできることは。



まず募金。自分のできる範囲でわずかでも。

そして物資を届けてださる方に手持ちのものをゆだねること。
日本ユニバに持ち込むか送ることで物資を送ることができる。


皆で今を乗り切ろう。今が底。あとはあがっていくから。


以下ユニバのサイトより

「命の危険がある」壊滅的な被害を受けた孤立被災地で、生死を分けるアイテム
電気、ガス、水道、ここ1週間が勝負です。以下の物資は「命の危険がある被災地」に届けます。

・ガソリン、重油、軽油、灯油 、アブガス(ヘリコプタ燃料)を積んでタンクローリーごと来て頂ける方、今最も必要です。
  ボランティアでなく、有料で構いませんので、どうか南の地域であたってみて下さい。 

・断熱性のあるレジャーシート、お風呂の保温シート、畳:床に敷き詰めると、灯油の使用量を押さえられます。
・カイロ
・大人用紙おむつ&子供用紙おむつ
・ウェットティッシュ・おしり拭き
・靴下、下着(シャツ、男性用パンツ、女性用パンツなど)、腹巻、マフラー、手袋(軍手)、タオル
・ソイジョイやカロリーメイトなど。
・水なしOKの除菌ジェル
・マスク、薬や包帯など、ケガの処置や病気の感染を防げるもの。
・着替え(衣類、靴)どんなサイズも重宝します。中古でも選択してあれば構いません。
・毛布、布団、タオルケット、畳
・耳栓(体力の回復が違います。)
・軽油、灯油、ガソリン等の容器
・水の容器
・ガスコンロ、炭、しちりん、ランタン、チャッカマン


壊滅的な被害を受けた孤立被災地で、枯渇しているアイテム

・コンタクト用洗浄液、保存液、ケース
・女性用生理用品
・ポータブルトイレ、仮設トイレ
・ゴミ袋、ポリ袋15号
・消臭剤、アルコール、除菌クリーナー
・ペット関係(食べ物・オムツ等)ゲージ
・電池(各サイズ)、懐中電灯、ろうそく
・ラジオ、ポータブルワンセグテレビ
・電池式のミキサー
・携帯充電器、車のシガー電源に差し込む携帯電話充電器(ドコモ、AU、SOFTBANK等)
・耳栓、耳かき、ツメ切り
・ヒゲソリセット、シェービングクリーム
・化粧品全般、洗顔フォーム、化粧水、乳液などのセット(オリーブオイル?)
・スコップ
・自転車(ガソリン切れた時の移動手段)
・テント

【食料品】
・ラップ
・水(飲料用、皿洗い用)
・乳児用の粉ミルク・哺乳ビン、離乳食
・レトルトご飯
・水の消毒液(湧水使用のため、と要望がありました。)
・おかずになるもの(食事は現在おにぎり1個なのでおかず類ほしい)
・たんぱく源―肉類、魚肉ソーセージ、ウインナー(そのまま食べられるもの)、ツナ缶など
・ふりかけ、梅干、漬物
・ミキサー食用のレトルト(沢山)
・カレー、シチューのルー
・缶詰、カップ麺
・レトルトカレー、みそ汁
・ソイジョイやカロリーメイトなど、プロテイン菓子

・高カロリーお菓子(まんじゅう、せんべい、めんこちゃんゼリー、チョコ(一口チョコ)、あめなど)
・菓子パン(ロングライフ、1ヶ月もつ)
・ティーパックのお茶(ほうじ茶、煎茶)
・高カロリージュース、紙パックのジュース、ポカリ(ペットボトル)500ml(大量)、カルピス
・日持ちする野菜―玉ねぎなど。
・果物―バナナ、りんご、皮むかなくていいもの、缶詰、レーズンなどのドライフルーツ
・調味料(砂糖、みそ、ジャム・しょうゆ、塩、みりん、酒、だし、酢、そばつゆ
・カップ麺
・包丁、まな板、缶切り、皮むき器
・なべ(大中小とも、水の不足により洗えない為、沢山必要)、ざる、ボウル、蒸し器、おたま(洗えない)、おひつ(みそ汁やぞうすいに使用)

【医療、介護用品】
・ミキサー食のゼリー
・ディスポ
・消毒液
・水なしOKの除菌ジェル
・経管栄養(L2アセプパック、L6アセプパック、L25アセプパック)
・一般の薬類、包帯(ケガの処置や病気の感染を防げるもの)
・テルモカテーテルチップ 50ml
・テルモカテーテルチップ 30ml
・センノシド
・ロルフェナミン
・セルシン
・チャルドール液
・抗生物質
・P、L
・プリンペラン注
・ヒアール点滴液
・カリーユニ点眼液
・点滴セット
・翼状針23g
・スチックゼノール
・モーラステープ
・生理食塩水100ml
・ヘキザック
・ウロバック
・フォーレ16Fr
・フォーレ18Fr
・流量計
・ワセリン

支援の仕方

1、実際に現地の方から の希望があるものです。上記の中でご用意いただけるものをご用意頂き、
  何を何個送ったか(届けたか)、必ずinfo@npo-uniken.orgにご連絡ください。
  混乱を避けるため、必ずメールをください。
2、以下の受付窓口に、お送りいただくか、直接お持ちください。

【現時点の物資受付窓口】
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21ちよだプラットフォーム1階
日本ユニバ震災対策本部 支援物資受付窓口(直接持ち込みは1階ウッドデッキ)

pray for Japan

NHKの男性アナウンサーが被災状況や現況を淡々と読み上げる中、「ストレスで母乳が出なくなった母親が夜通しスーパーの開店待ちの列に並んでミルクが手に入った」と紹介後、絶句、沈黙が流れ、放送事故のようになった。すぐに立ち直ったけど泣いているのがわかった。目頭が熱くなった。



ぜんぜん眠っていないであろう旦那に、「大丈夫?無理しないで。」とメールしたら、「自衛隊なめんなよ。今無理しないでいつ無理するんだ?言葉に気をつけろ。」と返事が。彼らはタフだ。肉体も、精神も。




父が明日、福島原発の応援に派遣されます。半年後定年を迎える父が自ら志願したと聞き、涙が出そうになりました。「今の対応次第で原発の未来が変わる。使命感を持っていく。」家では頼りなく感じる父ですが、私は今日程誇りに思ったことはありません。無事の帰宅を祈ります。



国内や地球上のあらゆる地域から寄せられたメッセージ

2011年3月5日

ヒブと肺炎球菌ワクチンによる死亡のニュース

昨年4月、アトムが肺炎球菌ワクチンを接種した際に、ヒブと肺炎球菌ワクチンについて書きました


ヒブと肺炎球菌、それぞれのワクチン供給も安定し、この春からは横浜・川崎等全国で公費助成も始まることになった矢先、接種直後の乳幼児4名が無くなるという悲しいニュースがありました。

以下記事の抜粋です。
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厚生労働省は4日、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの予防接種後に乳幼児4人が相次いで亡くなったことを明らかにした。いずれのワクチンも接種を一時見合わせることを決め、自治体や販売業者に通知した。週明けにもワクチンとの因果関係を調べる専門家による検討会を開き、接種の再開を判断する。

 同省によると、2日以降死亡が報告されたのは、兵庫県宝塚市、同県西宮市、川崎市、京都市で生後3カ月~2歳代の4人。このうち2人は心臓に持病があった。接種の翌日~3日後に死亡していた。接種した医師らの報告では、接種と死亡との因果関係は「評価不能」や「不明」という。小児用肺炎球菌とヒブは、乳幼児の細菌性髄膜炎を防ぐワクチンで今年度の補正予算で公費助成が始まった。
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ワクチン接種とな因果関係は不明で現在調査中とのことですが、これにより全国でヒブ・肺炎球菌の接種を見合わせるよう厚労省より案内が出ています。


ヒブと肺炎球菌ワクチンによって防げる細菌性髄膜炎は、乳幼児特に1歳前後で罹患すると命を落とす危険が非常に高い病気です。究明されても重い後遺症が残ることも多いと聞きます。
詳しくはknow!VPDのサイトに書かれています。(VPD=Vaccine Preventable Diseases、ワクチンで防げる病気の意味)

やっと日本でも接種出来るようになったワクチン、今回の件でいたずらに長期にわたって接種ができなくなるのではなく、因果関係や原因が正しく調査され、出来るだけ早期に再開してほしいと思います。

2011年3月4日

ひな祭り

今日はひな祭りでした。

くららにお花やお菓子など有難うございます。



去年と同じようにちらし寿司を作りました。
お雛様は昨年同様に1月28日に飾りました。

去年のひな祭りは職場復帰したばかりでした。通勤時、職場で、時間も場所も構わずに涙があふれてきたり、時には嗚咽が我慢できなくなりそうになったり、明日こそ辞めよう、辞めて家に閉じこもって感情の赴くままに過ごしたい、くららのそばにいたい、そう考えていたように思います。

時は流れるんだなぁと思います。

家族や友人、多くの方々に支えていただいて、そしてまた仕事に没頭することで一日一日を過ごし気がつけば一年。


今はいつもくららが見守ってくれている心強さがあります。